008 3Dデータの種類(拡張子)について

こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。

水曜日の3D技術シリーズ。

今日は「3Dデータの種類(拡張子)について」です。

目次

3Dデータは色々あって分かりずらい💦

3Dデータって色々あって、これから3Dで何か始めたい!って思っている人には一つの壁になっているかな~と思います。(私がそうでした)

Fusion360を始めるまでは.dxfしか知りませんでした。

これから3Dモデルを作って、3Dプリンタを使ってみたい人や、AR作ってみたい人に、どんな3Dデータを使うことになるのかを紹介しま~す

.stl

まずはSTLです。
3Dプリンタだけやりたい人は、これと.gcodeさえ覚えておけばOKです。

STLはStandard Triangulated Languageの略とされています。
Traingulatedは「三角測量」の意味だそうです。

元来は光造形法を意味する StereolithographyからSTLと名付けたそうで、Standard Triangulated Languageの略とされているのは後付けなんだそうです。

Fusion360では、3Dモデルを右クリックして簡単にSTLファイルに変換できます。

↓Fusion360でタケノコモデルを右クリックしたところ。「STL形式で保存」というボタンが出てくる。

このSTLファイルには弱点があります
色データを持てないんです。。。
今作ったSTLファイルを「ペイント3D」で開いてみた動画がこちら。

タケノコのチョコがホワイトチョコになってる~~~💦

(動画では黒っぽい感じに見えますが、実際にはかなり白っぽく見えました)
ということで、STLは色情報を持っていない3Dデータと思っていいと思います。
えぇ!!と思う人もいるかもしれませんが、とても普及していて、3Dプリンタ用の元データとして使ったりします。

.fbx

FBXはFilmboxの略なんだそうです。
もともとモーションキャプチャー用のデータ形式として開発されたそうです。

くのへ調べの特徴は2点

1)色情報も持っている!!
2)骨格情報を持たせることが出来る

上記の1)についてはイメージできますね。
次の2)についてですが、FBXは表面の情報だけではなく、骨格情報(リグ情報というらしい)を持たせることが出来ます。

こちらの動画は、FBXデータに骨格データを与えて、その骨格データに所定の動作を与えてたデータを作ってくれるmixamoというサービスで作った「スタンディングオベーションキノコ」です!

これもすごい技術ですね!!

Fusion360ではちょっと手間をかけると3DモデルをFBX形式で保存できます。

①FBX形式で保存する3Dモデルをのバージョン情報のところをクリック。
②するとメニューが出てくるので、「Webで詳細を表示」をクリック。
③出てきたWeb画面の右上にあるダウンロードボタンをクリック
④FBXをクリック

⑤すると、登録してあるメールアドレス宛にFBXデータが送られてきます!!
送られてきたFBXデータを「ペイント3D」で開いてみます!
おぉ!!カラーだ!!ちゃんとタケノコになってる!!

ということで、FBXはカラーで骨格(リグ)が使えるデータです。

.obj

objデータはその名の通りobjectから名前が来ていますが、正しくはWavefront OBJファイルというそうです
シンプルなデータ構造で、多くのソフトで開くことが出来ます。

でも、私は正直 全く使わないです。。。Fusion360だとSTL出力が簡単なので、objファイルにする必要性を感じないんですよね~

使わないので全く詳しくないです。
Wikipediaの記事が分かりやすい感じでした。説明丸投げ~~~

Wavefront .objファイル

.gcode

G-codeは3Dプリンタで印刷する時のデータ形式と思ってOKです。
以前紹介した「Cura」というソフトで、STLファイルを加工して作ります

3Dモデルデータを3Dプリンタで印刷するため、機械への命令データに変換したものがG-Codeデータです。

内部のスカスカ率(インフィル率)やサポート材の情報だけではなく、3Dプリンタのノズルの動き方やフィラメントの加熱温度などの情報も、全部このデータに保存されます。

G-codeはもともとは、3Dプリンタではなく、CNC旋盤のような工作機械に指示を与えるためのデータ形式だったそうです。

.dxf

AutoDesk社のAutoCADで使われるデータフォーマットです。

私の周りのガチの仕事の3D-CADデータと言えばこれ!!
建物とかの3Dデータまで作れる優れもの。
これもあまり語れることが無い!!WikiPediaに丸投げ~~

DXF

という感じで厳選した3Dモデルデータについて纏めてみました。

Fusion360・3Dプリンタ・Unityあたりだけを使うなら、これくらいでひとまず十分だと思います。


以上。

今日は3Dデータの種類(拡張子)についてでした。
ではまた来週~

🦅バサバサ~

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