こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
水曜日の3D技術シリーズ。
今週もソフトウェア紹介です。
今日のソフトは「Cura」です。
目次
Curaとは
Curaというのはスライサーソフトの一つです。
「スライサーソフト」というのは、3Dモデルデータ(.stlファイル等)を3Dプリンタ用のデータ形式(.gcodeファイル)に変換するためのソフトと思ってOKです。
Curaは無料で使える上に多くの3Dプリンタに対応しています。
私が使っているAnyCubicのMega-Sにも対応していて、Fusion360で作ったデータをCuraで3Dプリンタ用のデータ(.gcodeファイル)に変換して3Dプリントしています。
Curaのインストールから使い方まで
Curaのインストールから使い方は、本当に多くのサイト様にて紹介されています。
私が書くこと無いw
↓こちらのサイト様がとても詳しく丁寧に書かれているので、これから3Dプリンタを始めるぞ!という方にお勧めです。
【現役設計者が解説】3Dプリンター「Anycubic」に必要な 「Cura」のインストール / 日本語化 | World Trip
Curaの設定は意外といじれるぞ
Curaのデフォルト設定について、これはちょっと保守的な値がデフォルトで入ってるな~というものを紹介します
- インフィル率
インフィル率というのは3Dモデルの肉厚の部分の中身をどれくらいスカスカにするか、という設定です。
私がアヒルの箸置きを3Dプリントした時の途中の写真がこちらです。
なんかアミアミになってるでしょ。
この時はインフィル率を10%にして印刷しました。
インフィル率は下げすぎると強度が弱くなったりします!!ってどこかで見たんですが、インフィル率は割と小さくしても大丈夫な感じです。
Curaはデフォルトだと25%になっていますが、今まで7%にして印刷しても問題なく印刷できています。
7%未満はやったことないのですが、もうちょっと攻めた設定にできるかな~って感覚です。
・印刷温度
印刷温度はデフォルトでは200℃になってます。
この温度、フィラメントのクセに合わせて調整が要ります💦
私が買ったこのSUNLU社の黒いフィラメントは、220℃にしないと3Dプリントに失敗します。。。
この設定忘れんのよ。。。💦
何か印刷に上手くいかない時が何度かありましたが、
①温度が合ってない
②土台プレートの傾きがちょっとずれている
のどちらかが原因のような気がします。
- サポートオーバーハング角度
サポートオーバーハングって聞きなれない単語ですね
積層型3Dプリンタは、ソフトクリームみたいにプラスチックフィラメントを積み上げて作るので、↓この青のような形状のようにソフトクリームは作れません。落ちます。
その際は、落ちない様に「サポート材」を付けることになります。
でも、緑や黄色のように、脇の部分を斜めにするとソフトクリームを積むことができます。
でも、緑は辛そうですね💦
このようにある程度の角度が必要で、これをサポートオーバーハングと言います。
黄色の図のθがその角度になります。
そして、Curaのこのサポートオーバーハングのデフォルトは60°になっています。
これ、3Dプリンタの機種によるらしいんですが、我が家のAny Cubic Mega-Sで70°を試したら、、、、
出来た!!!
そう、出来たんです!!
ここもフィラメントの特性や機種の影響もあると思いますが、60°はちょっと保守的なのかな~と思ってます。
以上。
今日はCuraの紹介でした。
でも他のサイト様のCura記事が素晴らしすぎて、ほとんど紹介することなかったわ~💦
ではまた来週~
🦅バサバサ~