007 Cura:3Dモデルを3Dプリントできるデータへ変換するソフト

こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。

水曜日の3D技術シリーズ。

今週もソフトウェア紹介です。
今日のソフトは「Cura」です。

目次

Curaとは

Curaというのはスライサーソフトの一つです。

「スライサーソフト」というのは、3Dモデルデータ(.stlファイル等)を3Dプリンタ用のデータ形式(.gcodeファイル)に変換するためのソフトと思ってOKです。

Curaは無料で使える上に多くの3Dプリンタに対応しています。
私が使っているAnyCubicのMega-Sにも対応していて、Fusion360で作ったデータをCuraで3Dプリンタ用のデータ(.gcodeファイル)に変換して3Dプリントしています。

Curaのインストールから使い方まで

Curaのインストールから使い方は、本当に多くのサイト様にて紹介されています。
私が書くこと無いw

↓こちらのサイト様がとても詳しく丁寧に書かれているので、これから3Dプリンタを始めるぞ!という方にお勧めです。

【現役設計者が解説】3Dプリンター「Anycubic」に必要な 「Cura」のインストール / 日本語化 | World Trip

Curaの設定は意外といじれるぞ

Curaのデフォルト設定について、これはちょっと保守的な値がデフォルトで入ってるな~というものを紹介します

  • インフィル率

インフィル率というのは3Dモデルの肉厚の部分の中身をどれくらいスカスカにするか、という設定です。

私がアヒルの箸置きを3Dプリントした時の途中の写真がこちらです。
なんかアミアミになってるでしょ。
この時はインフィル率を10%にして印刷しました。

インフィル率は下げすぎると強度が弱くなったりします!!ってどこかで見たんですが、インフィル率は割と小さくしても大丈夫な感じです。
Curaはデフォルトだと25%になっていますが、今まで7%にして印刷しても問題なく印刷できています。
7%未満はやったことないのですが、もうちょっと攻めた設定にできるかな~って感覚です。

・印刷温度

印刷温度はデフォルトでは200℃になってます。

この温度、フィラメントのクセに合わせて調整が要ります💦

私が買ったこのSUNLU社の黒いフィラメントは、220℃にしないと3Dプリントに失敗します。。。

SUNLU 3DプリンタフィラメントPLA炭素繊維プラスグレーブラック、PLA炭素繊維プラスフィラメント1.75 mm、低臭気寸法精度+/- 0.02 mm、3D印刷フィラメント、3Dプリンタおよび3Dペン用LBS(1KG)スプール、グレーブラック

この設定忘れんのよ。。。💦

何か印刷に上手くいかない時が何度かありましたが、
①温度が合ってない
②土台プレートの傾きがちょっとずれている
のどちらかが原因のような気がします。

  • サポートオーバーハング角度

サポートオーバーハングって聞きなれない単語ですね

積層型3Dプリンタは、ソフトクリームみたいにプラスチックフィラメントを積み上げて作るので、↓この青のような形状のようにソフトクリームは作れません。落ちます。

その際は、落ちない様に「サポート材」を付けることになります。

でも、緑や黄色のように、脇の部分を斜めにするとソフトクリームを積むことができます。
でも、緑は辛そうですね💦
このようにある程度の角度が必要で、これをサポートオーバーハングと言います。
黄色の図のθがその角度になります。
そして、Curaのこのサポートオーバーハングのデフォルトは60°になっています。

これ、3Dプリンタの機種によるらしいんですが、我が家のAny Cubic Mega-Sで70°を試したら、、、、
出来た!!!
そう、出来たんです!!

ここもフィラメントの特性や機種の影響もあると思いますが、60°はちょっと保守的なのかな~と思ってます。


以上。

今日はCuraの紹介でした。
でも他のサイト様のCura記事が素晴らしすぎて、ほとんど紹介することなかったわ~💦

ではまた来週~

🦅バサバサ~

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