こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
日曜日の機械紹介シリーズ。
今日は「オリフィス式の面積流量計」です。
近くの工業ゾーンを散歩していたら、、、
近くの工業ゾーンを散歩していたら、、、
謎のタンクがありました。
電気盤に「ろ過器」と書いており、このタンクはろ過用の設備だと分かりました。
今日の主役は、このタンクではなく、ここの機械です。
はい!ズーム!!
更にズーム!!
こ、これは、、、
「流量計」だ!!!
文字をよく見ると、FLOW CELLって書いてるから流量計なのは間違いない!!!
この流量計の型式は何だ!?
この流量計をじっくり見てみます👀ジー
なんか、真ん中が細くなっていて、そこに流量計が付いているのが分かります。
こ、この特徴は、、、ベンチュリー型流量計だ!!!
出典:Wikipedhia
ベンチュリー型流量計というのは、配管を局部的に細くし、その部位の流速が早くなることを利用した流量計です。
「流速が上がると圧力が下がる」というベルヌーイの法則を使った流量計です。
本当にこの記事を書く直前まで、ベンチュリー型流量計だと思いました。
しかし、1点腑に落ちないことがありました。
もう一度、ベンチュリー型流量計の図を見てみます。
すると上流に取出管があるのです。
先ほどの写真を見ても、、、無い!!
取出し管が無い!!
そうなんです。取り出し管が無いんです。
じゃあ、いったいこれは何なんでしょうか、、、
正体は、、、
インターネットを色々調べたら、この流量計を特定できました!!
これと一緒です!!
下の銘板のところをズームして比較してみます
一緒だ!!!
YEAH!!!特定できたぜ👍
この機械は日本フローセル社様のFLOW CELLという商品でした。
そして、この商品は「オリフィス式の面積流量計」でした
面積流量計とは
面積流量計というのは、次の図のようにフロートが浮き上がる構造の流量計を指します。
下からの流体力による浮力と重力がバランスする位置までフロートが移動するため、流量計として機能します。
今回のフローセルはこのような構造をしています。
間にオリフィスが挟まっており、オリフィス上流の流体の一部をバイパスさせ、フローセルに導き、面積流量計の中を通してオリフィス下流に戻す、という原理です。
本流が早ければ、バイパス流も増えるため、これを利用して流量を図っています。
ヤフオクでフローセル流量計が売ってました
なんと、ヤフオクでフローセル流量計が売っていましたw
こちらは小型のフローセル流量計ですが、1万5千円で出品されていました。
なんか、こういうのにとても面白さを感じます😊
以上。
今日は「オリフィス式の面積流量計」でした~
はじめは「ベンチュリー型流量計」として記事を書こうと思ってました(マジで)
でも計器の特定をしたくて調べているうちに、会社名や製品名が分かり、最終的に構造まで分かってベンチュリー型流量計ではないことが分かりました。
いや~機械は奥が深い!!
ではまた来週~
🦅バサバサ~