こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
金曜日のIT/電子工作DIYシリーズ。
今日は「ドラフター」です。
今回紹介する機構
ドラフターって知っていますか?
紅の豚の、このシーンにありますよ~
フィオの製図台にある、↓これです!!
このドラフターは製図をする時に非常に便利な特性を持っています。
この「くの字」形の定規を動かしても、水平と垂直を保ってくれるんです。
動画GIFが手に入りました↓。
フィオが定規をちょっと動かしてますが、定規の水平と垂直が維持されてるでしょ?
(宮崎駿監督、そこまで再現してるすごいな。。。)
水平と垂直を保ってくれると、横線を連続で書くことが出来たり、角度の基準面がしっかりしているから製図しやすいんです。
ドラフターを作ってみよう
Algodooで作ってみました!!
緑のパーツが水平を保ってます!!
作り方は次の通りです
①パーツをこんな感じで作ります。
棒の長さはテキトーでOKです。
②ここを空中にピン止めします
③あとはどんどんピン止めしていきます
これで完成!!!
わりとシンプルだよね~
これで緑のパーツが必ず水平になります。
不思議~
何故 必ず水平になるのか
先週の記事も、必ずアームの先端が水平になりましたよね~
実は原理は全く一緒で、平行四辺形のリンク機構を使っています。
平行四辺形のリンク機構は、下の板と上の板が必ず平行となる関係が生じます。(下図参照)
今回も平行四辺形を2つの組み合わせることで、水平が保たれています。
まず一つ目の平行四辺形はここです。
この平行四辺形に着目すると、左辺が垂直なら、右辺が垂直になるという関係になります。↓下図参照
2つ目の平行四辺形はここです
この平行四辺形に着目すると、上辺が水平なら、底辺が水平になるという関係になります。↓下図参照
そして、いい感じの働きをしているのが、この丸!!
2つの平行四辺形のキーとなる「底辺」と「左辺」を直行の関係を作ってくれています!!
この平行四辺形2つと、それを直行関係でつなぐ丸い部品が先端部の水平を保ってくれる仕組みになっています。
ちょっと難しいかな💦
作ってみた(リアルワールド)
私の奥様が、
「ダブルディスプレイの転記作業にて、画面間を視線移動すると、目標をロストする」
って言ってたので、目印にするためのドラフターを3Dモデルにして作りました💪
結構いい感じに動いてくれました😆ヨシ!!
以上!!
今日はドラフターの紹介でした~
これもとても好きなリンク機構です。
ではまた来週~
🦅バサバサ~