こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
日曜日の機械シリーズ
今日はマニアックな機械紹介をしたいと思います。
今日は「トラッシュレイキ」です。
水路の途中に設置してゴミをキャッチする「スクリーン」と呼ばれる装置の一種です。
(リプ纏めはこちら)
スクリーン見ーつけた
先日、よく行くスーパーの近くにある水路で、かなりマニアックな機械を見つけました!!
これです!!
やだ何これ、全く分からんw
ズーム!!
なんかボール等が引っかかっているのが見えます。
↓この下の写真の赤線マーキングした部分がアミのようになっており、ここでゴミをキャッチしてくれる仕組みです。
写真手前から赤線マーキング方向に水が流れているのでゴミが引っかかってくれます。
このような設備を**「スクリーン」**と言います。
日本語では除塵設備(じょじんせつび)と言います。
引っかかったゴミはどうするの?
引っかかったゴミは除去する必要があります。
水路の底のあたりまでゴミが引っかかっているはずなので、これを取るのは超大変です。
これってどうするんでしょうか。。。
よくよくさっきの写真を見るとなんかついてます
ここね、ここ
はい、ズーム!!
全く分からんw
ちょっと色塗ってみましょう
爪がいっぱいついている謎の物体がワイヤーで吊られています
そう、これを水路にドボンと落として、ワイヤーを引っ張り上げると、スクリーンに引っかかっているごみを取ってきてくれるんです。
このひっかけ装置を「レーキ」と言います。
トラッシュレーキとは
レーキが付いているスクリーンをトラッシュレーキと言います。
トラッシュ(ゴミ)をレーキで除去する設備なのでトラッシュレーキというんですね。
この先の建物って何だろう?
この写真を撮ったのは、↓この場所です
「新在家ポンプ場」っていう建物の中に続く水路に設置されていました。
新在家というのはこのあたりの地名です。
調べたのですが、神戸市が所有する建物っぽいです。しかし、何の目的の設備なのか全く分かりませんでしたw
でも、名前に「ポンプ場」とあるため、海水を取水するポンプが中に設置されているのだと思われます。
ゴミが入ってくると、詰まったりポンプの回転部の隙間に入り込んで壊れる可能性があるので、スクリーンを設置してゴミを除去しているのだと思います。
(建物の中にもっと細かいメッシュの網もついていると予想されます)
こいつ動くぞ、、、
レーキの上の方にレールが付いていました。(写真の印刷範囲外です。。。)
下の方にもガイドバーがありますね。左右にスライドできそうです。おそらく左右にスライドしてゴミをレーキで引き揚げているんだと思います。
なんか左にもあるぞ
さっきの写真に戻ると、何やら左側にもあります。
↓ここね
はい!ズーム
やだ何これ、全く分からんw
でもよくよく見ると、、、
あっ、スクリーンが付いてる!!(↑赤線部)
さらに、、、ここに注目!!
はい!ズーム!!
あっ、これレーキだわw
そう、これもトラッシュレーキだと思われます。
こいつを横から見て見ます。
全く分からん。しかし結構ゴツいなw
これはおそらく、「自動」トラッシュレーキです。
とある自動トラッシュレーキメーカーの資料をネットから拾ってきました。
こちらです。
似てない?
似てるでしょ?
おそらく、上のところが駆動部になっていて、ワイヤーを巻き取る構造になっており、レーキを引っ張り上げる構造なんだと思われます。
先ほどのトラッシュレーキは位置合わせやレーキの投入・引き上げを人間が操作してやる必要がある構造でしたが、こちらは定期的(1日1回とか)に自動でゴミを除去してくれる装置として設置されているのだと思われます。
ということで、ここの水路にはスクリーンが設置されていて、自動と手動のトラッシュレーキを組み合わせているのだと思います。
以上。
トラッシュレーキでした!!
これを知っている人は超マニアック!!
(蛇足)ボラボラボラボラ
ところで、この写真を撮った日は、水路添いに人が集まって水路を眺めてました。
なんだろ!?と思って見て見たら、、、
なんかいる!!
ギャー――
ボラだーーーー!!
ボラボラボラボラ、、、、、
ナランチャーーー
出番だよ~~~~!!!
はい!今日はここまで
資料
①宇部興産ウェブサイト
途中で出てきた絵は宇部興産のサイト様からお借りしました