こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
日曜日の機械紹介シリーズ。
今日は「変圧器(大型変圧器)」です。
先々週の「キュービクル」、先週の「地上式変圧器」と変圧器シリーズを紹介してきましたが、最後は大型の変圧器の紹介です。
こ、こ、これは、、、
うちの近所の工場ゾーンを散歩していると、、、
こ、こ、これは、、、
はい、ズーム👀
へ、へ、変圧器キターーーー!!!!🤩
こ、これは、日常生活の中ではなかなかお目に掛かれないレア機械だ!!
ヨシ!ヨシ!ヨシ!😆👍
↑テンションMAXw
変圧器とは
変圧器とは、先々週の「キュービクル」、先週の「地上変圧器」と機能は一緒のものです。
電柱の上にあるバケツ型のやつも変圧器で、これの説明が分かりやすいと思います。
下の写真の通り、電柱には
上部に6600Vの高圧線、
下部に100V(取り方によっては200V)の低圧線
が走っています。
そして、6600Vの電圧を100Vに変えるバケツみたいなやつが付いていますね。
それが変圧器です。柱上変圧器といいます。
変圧器により6600Vを100Vに変圧しています。
このバケツ型のものの大型のものが「キュービクル」で、更に大きくしたものが今回の主役の「変圧器(大型変圧器)」です。
変圧器はサイズによって見た目が全く異なる
変圧器は、そのサイズ規模によって、名前と見た目が大きく変わるのが特徴です。
↓こんな感じです。
左上:柱状変圧器 ←電柱の上のバケツ型のやつ
右上:地上変圧器(パッドマウント変圧器).
左下:キュービクル
右下:変圧器(大型変圧器)
ちなみに発電所などでも変圧器が使われています。
発電機で生み出された電気の電圧を上げる変圧器などがそれで、その変換エネルギー量は市中のものと全く異なります。そのため、変圧器自身も超大型になっており、見た目がさらにパワーアップしてこんな感じになります↓。
(この写真の出典はこちら。佐久間発電所、というところの写真だそうです)
今回の変圧器の構造
変圧器の構造については、こちらのYouTube投稿者様の動画がとても分かりやすく解説されています。本当に素晴らしい動画です。
この記事で解説することが無くなってしまいました(笑)。
忙しくて動画を見れない方のためにシンプルに解説すると、
①真ん中の四角い箱の中にコイルが入っていて、電圧を変換している。
②電気が流れると、抵抗がゼロではないので発熱します。この熱を絶縁油がキャッチ。
(油は3電極の絶縁性を確保すると同時に、コイルを低温に冷却維持している)
③その絶縁油が両サイドの放熱板にて冷却される。
という感じです。
ちなみに、絶縁油はコイルで温めて上部に流れ、放熱板で冷やされて下部に流れます。
温度だけで油が自然対流できるようになっており、とてもよくできている仕組みになっています。
ということで、いつも通り変圧器を変態EYE👀で眺めてみます。
見えた!!!
真ん中の四角い装置の中に、変圧器コイルが入ってる!!
そして↓ここの部品が放熱のための放熱板で、絶縁油を冷却してる!!👀
中の構造が見えたぞ👀!!
超大型変圧器も基本的に類似構造です
途中で紹介した、発電所などで使われる超大型の変圧器も原理は一緒です。
↓この図の通り、真ん中の箱に超巨大コイルが入っていて、その発熱を絶縁湯が冷却し、そして周囲のファン+熱交換器(:エアコンの室外機みたいなやつ)で絶縁油をガンガン冷却しているんです。
大型変圧器の形を分かって頂けましたでしょうか?
今日はちょっと難しかったかもしれません。💦
でも、レアな機械を見つけてしまって、テンションMAXになってしまいましたw
こういう、ちょっとレアでマニアックな機械の解説記事も、たまにはいいよね。
以上。
今日は変圧器(大型変圧器)でした。
しかし、やっぱり電気設備ってちょっと難しいよね~
ではまた来週~
🦅バサバサ~