こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
金曜日のIT/電子工作DIYシリーズ。
今日は「ロバーバル天秤」です。
今回紹介する機構
今日紹介するのはこちら!!
これは誰でも知ってますね!!
天秤だね!!
天秤の下の棒が気になった人はいませんか?
この棒、単に皿をまっすぐにするためのガイド的な棒ではありません。
この天秤を変態EYE👀で見て見ると、こう見えます。
👀見えた!!
そう、、、実は台の中にもう一本棒が入っているんです。
でも、なんでこんな構造してるんでしょう、、、??
単純なシーソー天秤には弱点がある
ちょっと単純なシーソー天秤を見てみましょう。
一見、左右の重さを均等に測れそうです。
でも、こんな感じに配置したらどうでしょう?
めっちゃ左に寄ってる(笑)
これだとシーソーの原理で、左に傾きそうですよね!!
そう、単純なシーソー天秤の場合、皿の上に置く位置に依存するため、正しく重さを測れないんです!!
解決方法その① 吊り下げる
これを解決する方法その①がこちらです。
このように吊り下げタイプの天秤は、下図の矢印のとおり、左右の距離が等しいところで重さを計測しています。
シーソーの原理は支点からの距離が重要ですが、左右等しい距離に荷重がかかるようになってるんですね!!
解決方法その② ロバーバル天秤を使う
解決方法その②が本日の主役、「ロバーバル天秤」です。
↓このように平行四辺形を使うとアラ不思議!!
皿の置く位置に関係なく測れるようになるんです。超不思議。
このように平行四辺形の腕を持つ天秤を「ロバーバル天秤」と言います。
実はけっこう天秤の世界ではメジャーな機構です。
作って試してみた
ということで、いつも通りAlgodooで試してみます。
部品を次のように作ります。
このように配置して、
矢印のところにピンを打ちます。一番下は完全固定して青い棒が動かないようにします。
これで完成です。
早速動かしてみました。↓こちらです。
おもりを左に寄せても、バランスをとれてます。😆👍
不思議だなぁ。。。
以上!!
今日はロバーバル天秤でした
あの天秤の下の棒はこんな意味があったんですね。
台の中に横棒があるなんて、絶対に気が付かないです。
ではまた来週~
🦅バサバサ~