こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
今日はいつもと趣向を変えて、電子工作に関する色んなお勧めを御紹介します!
電子工作の本や教材
電子工作のキホン(入門本)
私が電子工作を始めた際に初めて読んだのが、この「電子工作のキホン」と言う本でした。
この本は、電子工作の初心者向けの解説本で、抵抗・コンデンサ・トランジスタ・LEDなどの各電子パーツの基本的な話(特性や回路図での記号等)の解説がされています。
さらに、無安定バイブレータ、SEPPアンプなどのマイコンを使わない電子パーツのみでの動作回路を学ぶことが出来、最初の1冊として非常に良い本です。
8ピンPICマイコンの使い方が良く分かる本
電子パーツだけでの電子工作は限界を感じると思います。
私もそうでした。
そんな時に私が出会って感銘を受けたのは「8ピンPICマイコンの使い方が良く分かる本」です。
PICというのは、プログラミング可能な小型のICチップのことです。
12F683という型番の足が8本あるICチップ(*)の使い方を学べる本です。
(*)足のことをピンといいます。8本脚があるので「8ピン」のPICです。
この本でICチップや通信(I2Cとか)、A/Dコンバータなどの基礎知識を身に着けました。
ただ、PICはちょっと難しいんですよね。。。
最初にPICの初期設定をコーディングする必要がある(通称:「おまじない」)し、LCDディスプレイなどを操ろうと思ったら、その専用のコードを手に入れないといけないし、、、初心者にはかなり難しいです。
ということで、この本も非常に素晴らしいのでお勧めなのですが、マイコンの電子工作をしようと思ったら、Arduinoの本などに最初に手を出した方が良いかな、と思います。
Arduinoをはじめよう
Arduinoの本としては、まずこの本がすごく良かったです。
本の前半がArduinoの解説、後半が命令文の辞典のようになっています。 この後半の辞典っぽいところが非常に良く、Arduinoの初心者から中級者まで幅広く使えると思います。
4000円とPCだけで始められるマイコン入門
この本は「Grove Beginner Kit For Arduino」というArduino互換機+各種電子パーツ、と言う最強の組み合わせのキットの解説本です。
AmazonなどでArduinoやラズパイ用の電子パーツキットを買うより、絶対にこのセットを買った方が良いです。
ちなみに、これから電子工作を学ぼうとする人がArduinoやラズパイ用の電子パーツキットを買うのはあまり推奨できません(私がそれをやりました)。買っても何をやればいいか分からず、サンプルコードをダウンロードして、書き込んで、、、動いたーバンザーイ、で終わってしまいます。
最初は、自分で少しずつコードを書き写す経験をした方が良いと思います。
マイコン
マイコンと言うのは、プログラム可能な小型のICチップのことだと思ってOKです。
Arduino
ArduinoはC言語(とほぼ同じArduino言語)でプログラミングすることができるマイコンです。
Arduinoにも色々と種類があり、一番最初に買う場合はArduino Uno(:「ウーノ」と読む)という種類が良いと思います。
USBに繋ぎ、Arduino IDEというプログラミングソフトを使うことで、Arduinoにプログラミングすることが出来ます。
また、Arduino IDEには「ライブラリ」と呼ばれる電子パーツを操るためのプログラム集があり、デフォルトでもある程度の電子パーツを動かすためのコードがそろっています。
さらに、ライブラリはインストールすることで増やすことができるため、色んな電子パーツを使うことが出来ます。
まあ、とはいっても電子パーツとコードの勉強は必要です。
上述の私のお勧めの本以外にもArduinoはいっぱい本がでているので、Arduinoを始める時はArduino用の本も一緒に買って勉強すればいいと思います。
ラズベリーパイ
Arduinoよりも有名なマイコンボードがラズベリーパイ(通称:ラズパイ)です
ラズパイもピンがあり、電子工作を行うことが出来ます。
ただ、ちょっと高いんですよね、、、
電子工作用との場合はラズパイは私はあまり推奨しません。
ちなみにラズパイの場合はPythonでプログラミングするイメージです。
ArduinoがC言語系なので、Python使いの方にはラズパイは良いかもです。
micro:bit
micro:bitマイクロビットは子供向けビジュアルプログラミング教育マイコンっていう側面が強いマイコンです
でもちゃんと外部端子を持っており、これで電子工作を楽しむこともできます
bluetoothも内蔵しているので2個あれば簡易ラジコンを作ることが出来ますよ!!
マイクロビットを使ってサーボモータを動かした例がこちら
マイクロビットもそれなりに習得には勉強が必要です。
私はこちらで勉強しました。
ESP32
ESP32はArduinoと同じくArduinoIDEでプログラミング出来るマイコンボードです。
一番の特徴はWifiが使えることです!!
2つ目の動画は、起動時にWebからAPIで天気予報データを取得し、それを電子工作して液晶画面に表示させているものです!!!
これが動いた時は超感動しました!!
電子パーツ・関連アイテム
抵抗
とりあえず、↓これらがあればいいかな~
まあ、抵抗は安いし、色んな種類の抵抗セットを買ったら安心かもです。
- LED用の抵抗:100Ω、220Ω
- プルアップ/プルダウン用、Cdsと直列つなぎ用:1kΩ、10kΩ
- マイクロフォンと直列つなぎする用の抵抗:22kΩ
コンデンサ
とりあえず0.1μFのセラミックコンデンサはいっぱいあっても困りません。
後は、ちょこちょこ使うくらいなんだよな~
色んな種類のコンデンサセット(セラミック/電解 コンデンサ)を買っておくと安心ですが、とりあえず0.1μFさえあればいいかな~と思います。
- パスコン/低周波フィルタ用:0.1μFのセラミックコンデンサ
トランジスタ
とりあえず2SC1815というトランジスタさえあれば、あんまり困らないと思います。
後は、ちょこちょこ使うくらいなので、必要に応じて買えばいいと思います。
- 2SC1815
ブザー
ブザーも1つ持っていた方が電子工作で色々と実験が出来て楽しいです
私はPKM13EPYH4000-A0というブザーを使っています。
ブザーは好きなものを1個持っておけばいいと思いますが、中には極性があり、プラスマイナスをちゃんと接続しないと壊れるものがあるので初心者の方は購入するときに気を付けてください。
(上述の私がいつも使っているものは極性なし)
光センサCdS
こんな形状の光センサが売っています。これをCdSといいます。
CdSも1個持っていると色々と実験が出来て楽しいです。
光が当たると抵抗が小さくなり、暗くなると抵抗が大きくなる性質を使って、マイコンで光強度を検出できます。
スイッチ
スイッチはスライドスイッチと押しボタンスイッチが数個あったほうが便利です。
高いものではないので、とくに押しボタンスイッチはいっぱい買っても良いかもです。
こちらがスライドスイッチです。
こちらが押しボタンスイッチ(タクトスイッチ)です。
LED
LEDも各色のものを何個か持っていると便利です。
amazonとかで100個セットとかを売っていたりするので、それを買っても良いと思います。
(まあ、使いきれないんだけどね。ガハハ)
ブレッドボード
ブレッドボードは、中くらいのサイズのものを2~3枚と、小型サイズのものを3~5枚くらい持っていたら超便利です。
中くらいのもの
小型サイズ
電子工作をやっていると、いったん作ったものをしばらく置いておきたいことが多々あるので、1枚だと足りないんですよね~
ジャンパーワイヤー
ブレッドボードを買う際には、一緒にジャンパーワイヤーも必要になります。
高いものではないので、カラフルな奴をいっぱい買ったらいいと思います。
ピンセット
ピンセットは良い奴を買った方が良いです。また、できれば金属製ではなく、先端が非金属性の方が安心です(ショートしないように、、、)
今日は本と電子パーツ類を紹介しました。
今から電子工作を始める方は、色々と物入りに見えてしまうかもしれませんが、やりながら少しずつ集めればいいと思いますよ。
ただ、電子工作を始めると、「もしからしたら使うかも」と思って、ついついいっぱい買ってしまうのは電子工作あるあるですwww。それはそれで楽しいひと時ですし、電子パーツはそんなに高くないので、あまり深く考えすぎずに購入すればいいかなと思います。
ではまた別の記事で会いましょう。
ではでは~
🦅バサバサ~