こんにちは。くのへ@MasazaneKunoheです。
日曜日の機械紹介シリーズ。
今日はフォークリフト・パレットです。
フォークリフトを見かけました
こちらの写真がウチの近くの神戸の灘の酒蔵あたりで撮影したフォークリフトです。
これは結構みたことありますね。
近くにあったこれは「パレット」って言います
近くにこれがありました。
この板を「パレット」といいます。
これの上に荷物を載せてフォークリフトで運びます。
こんな感じで近くに荷物が乗ったパレットが置いてありました。
パレットにはフォークリフトで刺すための穴が開いていて、そこにフォークリフトを突っ込んで持ち上げます。
ここでは近くにトラックが止めてあったので、トラックに荷物を載せるためにフォークリフトとパレットが使われているんだと思います。
倉庫への保管にもフォークリフトは使います
フォークリフトとパレットを使ってトラックに積み込む使用例も多いと思いますが、倉庫内に保存する時にも使ったりします。
↓こんな感じです
この画像を見てください。
棚に保存しようと思ったら、フォークリフトが横を向かないと棚に乗せられないですよね。
フォークリフトを回転する時の横幅が必要です。
フォークリフトの回転のための幅
いや、しかし、最近のフォークリフトはかなり小回りが利くようになってます。
↓これすごくない?
このように荷物をもって回り込むために必要となる通路の最小幅を
「直角積付通路幅」または「最小直角積付通路幅」といいます
これが小さい方が倉庫をコンパクトに設計できるので、フォークリフトの性能の一つになっています。
荷物の重心が遠いと持ち上げられない
荷物の重心がフォークリフトから離れると、重いものは持てなくなります。
↓こんな感じ。考えれば当たり前ではあるけど、相手が機械なので忘れがち。
ん?
では、フォークリフトのパワーってどうやって表現するんでしょう?
荷物の重心が近くで3tまで持ち上げれるから、この「フォークリフトは3t持てます」って表現する?
でも荷物の重心が遠いと2tまでしか持ち上がらないですね。
どうやって性能を表現するんでしょう?
ということで、登場するのが「基準荷重中心」と「定格荷重」です
フォークリフトのリフト部手前から重心までの基準距離を基準荷重中心といい、基準荷重中心での持ち上げ能力を定格荷重と言います。
カタログにはこんな感じで書いています。
8FB10だと、手前から500mmの位置で1tの荷物を持ち上げられるんですね~
高いところも行けるのよ
フォークリフトはかなり高いところまで荷物を持ち上げることができます。標準仕様で3.5~4mくらい。
高揚程仕様で6mにも達する能力を持っているものもあります。ロマンだw
でも6mも持ち上げたら、フォークリフトを操作している人から荷物がほとんど見えないのではないかと思います。かなり操作の技術もいるんでしょうね~
あまり見たことがない型式もあるんだよ
ここまでが一般的にイメージするフォークリフト紹介でしたが、一般の人には実はあまり知られていないフォークリフトがあります。
それがこちら。↓
リーチ式という型式です
立って乗るタイプのフォークリフトで、パワーは小さいんですが、コンパクトです。
つまり、通路幅が狭くていいんです。(前述の『(最小)直角積付通路幅』が小さい)
これを使えば倉庫が非常にコンパクトになります。
リーチ式には横移動(カニ歩き移動)が出来る仕様もあったりします
↓動画ありました
リーチ式も面白いですね~
ちなみに、持ち上げた荷物が落ちてきたときに、作業者に当たると危ないので、一般論としてフォークリフトには屋根が付いています。
リーチ式にもついてますね~
以上、今日の機械はフォークリフトとパレットでした。
(追記。この記事をTwitterにツイートしたところ、リプで色々面白いことを教えてもらいました。こちらに記事纏めてます。)
カタログとか資料は↓こちら
資料
①分かりやすい資料をインターネット上で見つけたので、↓このページに保管しました。(昔の三菱の資料)
②トヨタL&Fのカタログはこちらのサイト
電動フォークリフト | 製品情報 | トヨタL&F ロジスティクス&フォークリフト
③三菱ロジスネクストのカタログはこちらのサイト
④コマツのカタログはこちらのサイト
フォークリフト | 商品情報 | コマツカスタマーサポート株式会社
⑤パレットのサイズは? 1100×1100(T11型)が多いけど、多種多様
関連記事がこちら
⑥モノタロウ(パレット)