こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
日曜日の機械紹介シリーズ。
今日は「制御弁」です。
近所の工業ゾーンで制御弁発見
近所の工業ゾーンを歩いていたら、、、
ん?
んん?
あ、あれは、、、、(赤枠部)
ズーム!!
こ、これは、、、
制御弁じゃないか!!!
屋外の見える所にあるのは割とレアな気がする😊
制御弁
制御弁は読んで字のごとく、流体の流れを制御するための弁です。
上に謎の丸い物体が付いています。
次の図のように、一番上についている部分が「シリンダ」と呼ばれる部品で、中央にあるのが「ポジショナ」という部品です。
弁本体は下の方についていて、この写真からは見えない位置に設置されています。
このシリンダはこんな感じになっています。
こんな感じになっているので、この板の上下に空気圧を送ることで、弁棒が上下するのです。
そして、この写真をよくよくみると、ポジショナと呼ばれる機械からシリンダ下部に配管が繋がっています。またシリンダの上部にネジ?みたいなものが付いています。
これがシリンダの空気の出入口です。
この制御弁は下から高圧の空気を入れて弁を開閉する仕組みです。
では、ちょっと高い圧力の空気を送ると制御弁が全開になってしまうでしょうか?
いえ、そんなことはありません。
次の図のように、制御空気が入らない側にはバネが設置されています。
バネによって板が押されるため、この図では弁が下方向に動くように力が掛かります。
空気圧によってバネが縮められると押し戻す力も強くなるため、ある程度移動したところでバランスするようになっています。
もう一つ、ポジショナという機械によって、空気圧が調整される仕組みになっています。
次の図のように、弁棒の上下の動きをポジショナと呼ばれる機械が検出し、弁が開き過ぎたら空気圧を下げる、というフィードバックを効かせることで弁の開度が調整されています。
なお、ポジショナは弁の開閉要求信号を受けて、供給空気圧を調整する機能もあります。
制御弁はこのポジショナによって開度が調整される仕組みになっています。
図面のカタログが手に入りました
こちらのサイトからアズビル社の制御弁のカタログダウンロードができました。
カタログの抜粋を以下に示しますが、今回の解説のようにシリンダとバネが制御弁の上についています。
そして中央部にポジショナと呼ばれる機械が付いており、弁の上下を空気圧にフィードバックさせています。
この弁棒の動きが一番下の弁体に伝わり、開閉される、という仕組みになっています。
いや~
ガチの解説になってしまったw
制御弁は分かってしまえばシンプルな構造なんですが、図面を見てもなかなか最初はピンと来ないんですよね~
以上。
今日は制御弁でした~
頭に丸い謎の物体が付いている弁は、だいたい制御弁ですよ~。
この形を見たら「制御弁だ!」って思ってください!
ではまた来週~
🦅バサバサ~