こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
日曜日の機械紹介シリーズ。
今日は「電磁弁(ソレノイドバルブ)」です。
さらに先々 々 週の写真をよく見ると、、、
先々 々 週の写真をさらに見てみましょう👀
はい!!ズーム!!
これはエアピストン弁(弁体はボール弁)でしたね~👀
今日はこちらに注目してみます。
これは「電磁弁(ソレノイドバルブ)」と呼ばれる機械で、電磁力で弁をON・OFFする弁です。
今日はこの電磁弁を解説します
弁本体は空気で動くんでしたね
先々 々 週、エアピストン弁について解説しました。
左端の黒い部分が空気ピストンになっているんでしたね(下図参照)
ポイントは、エア(圧縮空気)が左の部屋に入ると弁が動くことです。
このエアは、先週解説した「エアセット」で一定の圧力になるように自動調整されて供給されます。
ただし、エアの供給する/しない をコントロールせずに供給し続けると、弁は開き続けてしまいます。
そこで、閉じる時にはエアを遮断する必要があります。それを今回紹介する「電磁弁」が行っています。
電磁弁の仕組み
電磁弁の仕組みを紹介します。
最もシンプルな電磁弁はこのような構造になっています。
図面に慣れていない方は、「なんだこれw?」って感じだと思います。
マーキングするとこんな感じです。
赤い線がコイルです。単純なぐるぐる巻きのコイルです。
青い四角が鉄心で、コイルに電気が流れると、磁力が発生してこの鉄心が上下に動きます。
そして鉄心の先端の弁体が動く、という仕組みです。
超シンプルですが、シンプルなのが良いんですw
弁体が単純な構造だとちょっとアレなんです
ちょっと次の図を見てください。
空気を供給するときに、電磁弁をONします。すると空気はピストンに供給されるので、動きます。ここまでは良いんです。
次に、電磁弁をOFFしてみましょう
あっ、、、、、
空気の逃げ場がないので、圧力が下がりません。なので、ピストンが動かないんですw
じゃあどうするか
そこで登場するのが単純なON・OFF構造ではなく、切り替え構造の電磁弁です。
こういうやつです。
これを先ほどの図に使ってみましょう。
まず、こんな感じで空気の配管をつなぎます。
するとピストンは外気とつながるので、圧力はゼロです。
電磁弁に電気をONすると、電磁弁の中の流路が変わり、ピストンに空気が供給されます。
ある意味、ここまでは先ほどのシンプルな奴と同じです。
そして電磁弁をOFFにしてみます。
流路が切り替わり、ピストンの中の空気が抜けます。これで先ほどの「ピストンの圧力が抜けずに、ピストンが動かない問題」を解決できるわけです!
この電磁弁を図にしたものがこちらです
電磁弁がどのような機能を持っているのか、JISで記載方法が定められています。
こんな感じです。
初見の方は、これ分からんねw
この図は先ほどの電磁弁と一緒です。
並べてみましょう。
どうでしょう?何か見えました?👀
でも、まだ分かりにくいかな~と思います。
この図に空気の配管を書いてみると、こういうことになります。
赤枠の方が空気の配管にくっついているので、空気はピストンに入らないんですね~
そして電源をONすると、電磁力によってこのブロックがバネ方向にスライドします。
おぉ!!隣のブロックが繋がり、なんか空気がピストンに流れるような感じになったぞ!?
ということで、この表記を使うと、電磁弁がON・OFFした時にどこがどう繋がるかを一発で読めるんです。
この図は初見の人にはちょっと厳しい図だと思います。
マジ意味わからないよね~www
でも一度読めるようになると、この表記方法はかなり良く出来ているって関心します。
以上。
今日は電磁弁でした~
最後の線図が読めるようになると、ちょっとプロっぽくて萌えですw
ではまた来週~
🦅バサバサ~