015 ロバーバル天秤

こんにちは、くのへ@MasazaneKunoheです。
金曜日のIT/電子工作DIYシリーズ。
今日は「ロバーバル天秤」です。

今回紹介する機構

今日紹介するのはこちら!!

これは誰でも知ってますね!!
天秤だね!!

天秤の下の棒が気になった人はいませんか?

この棒、単に皿をまっすぐにするためのガイド的な棒ではありません。
この天秤を変態EYE👀で見て見ると、こう見えます。

👀見えた!!
そう、、、実は台の中にもう一本棒が入っているんです。

でも、なんでこんな構造してるんでしょう、、、??

単純なシーソー天秤には弱点がある

ちょっと単純なシーソー天秤を見てみましょう。

一見、左右の重さを均等に測れそうです。
でも、こんな感じに配置したらどうでしょう?

めっちゃ左に寄ってる(笑)
これだとシーソーの原理で、左に傾きそうですよね!!

そう、単純なシーソー天秤の場合、皿の上に置く位置に依存するため、正しく重さを測れないんです!!

解決方法その① 吊り下げる

これを解決する方法その①がこちらです。
このように吊り下げタイプの天秤は、下図の矢印のとおり、左右の距離が等しいところで重さを計測しています。

シーソーの原理は支点からの距離が重要ですが、左右等しい距離に荷重がかかるようになってるんですね!!

解決方法その② ロバーバル天秤を使う

解決方法その②が本日の主役、「ロバーバル天秤」です。

↓このように平行四辺形を使うとアラ不思議!!
皿の置く位置に関係なく測れるようになるんです。超不思議。

このように平行四辺形の腕を持つ天秤を「ロバーバル天秤」と言います。
実はけっこう天秤の世界ではメジャーな機構です。

作って試してみた

ということで、いつも通りAlgodooで試してみます。

部品を次のように作ります。

このように配置して、

矢印のところにピンを打ちます。一番下は完全固定して青い棒が動かないようにします。

これで完成です。

早速動かしてみました。↓こちらです。

おもりを左に寄せても、バランスをとれてます。😆👍
不思議だなぁ。。。

以上!!


今日はロバーバル天秤でした
あの天秤の下の棒はこんな意味があったんですね。
台の中に横棒があるなんて、絶対に気が付かないです。

ではまた来週~
🦅バサバサ~

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